弁望第4弾♪
はー、落書きで描いてたつもりなのにいつの間にか色着いてたよァ'`,、(´∀`) '`,、'`,、'`,、
キス一秒前ってところですか?(何
弁望楽しすぎて駄目ですね・・・。
敦望描こうと思っててもいつの間にか入れ替わって・・・orz
あれーー・・・・?おかしいなー??
そんな感じで描いております( ̄ー ̄;
ED直後設定で。
イメージSSのおまけつき。
↓
↓
↓
*---------*----------*
清盛の呪詛によって荒ぶる黒龍を沈めて無事に応龍を京に取り戻した。
共に戦う中で僕は彼女の気持ちと自分の気持ちに気付いた。
「どんな手を使っても、君を帰したくない。
けれど、どんなに策をめぐらせても良い案が浮かばないんです。
こればかりは君に乞うしかない。どうか、僕の隣に居てください。」
どんなに考えても今の僕には彼女を引き止める術は持ち合わせて居なかった。
「・・・弁慶さん・・・・」
そう言って少し考える。
「私・・・」
真っ直ぐ僕の瞳を見る。
とても綺麗で穏やかで・・・けれど、覚悟の瞳。
「どうやって考えても、家族や友達に二度と会えなくても、
元の世界に帰れなくなっても・・・弁慶さんの傍に居たい。
私、弁慶さんと・・・・離れる事なんて出来ないんです・・・・・。」
段々と小さくなる声に思わず可愛いと思う。
ふいに彼女の瞳から一滴の涙が落ちた。
「望美・・・さん・・・・?」
少し驚いて彼女に歩み寄ると、顔を伏せる彼女の動きを止めるように頬を拭った。
「ごめんなさい・・・・・」
そっと抱きしめると望美はきゅっと胸元の着物を掴む。
彼女が僅かに震えていて、泣いているのが分かる。
それを感じると急に胸が苦しくなった。
「私、帰りません。だけど・・・やっぱり少し寂しくて・・・・」
弁慶と望美以外は気を遣って遠くに離れていた。
「・・・・僕を・・・・いいえ・・・・」
そこまで言って言葉を切る。
最初は謝ろうとした。
けれど、それは彼女の望んでいる言葉では無いだろう。
そう思った。
「望美さん、僕の為に残ってくれてありがとうございます。」
彼女を抱きしめる腕の力を強くして耳ともで囁く。
「弁・・・慶さ・・・ん・・・?」
君がまだ少し涙の残る顔をあげるから瞳が合う。
ドクンと心の臓が跳ねるのが分かった。
「の・・・ぞみ・・・さん・・・・」
自分で顔が赤くなるのが分かった。
彼女もとても驚いた顔に変わる。
「え・・・・?あの・・・・弁慶さん・・・・?」
ふうと、一呼吸置く。
「いえ・・・すみません、君の瞳がとても綺麗で・・・。
思わず見とれてしまいました。」
にっこりと笑うと今度は彼女の頬が桜色に染まる。
「な・・・弁慶さんっ・・・・・」
照れている君があまりにも可愛くて、思わず触れたくなった。
そっと手を伸ばして彼女の頬に残る涙を拭うと顔を近づける。
彼女はそれを理解し、瞳をゆっくり閉じた。
そっと触れるだけの口付けはわざと少しだけちゅっと音を出して離れる。
「弁慶さん・・・・・」
うっとりとした君の顔はとても艶っぽくてぎゅっと抱きしめる。
「望美さん、絶対寂しい思いなんてさせませんから。」
そういうと彼女も返事をするようにぎゅっと抱きしめ返してくれる。
「信じてます、弁慶さんだもの。」
君は本当にいけない人だ。
気付いているのか居ないのか。
さっきから君は僕の名前をずっと呼んでいるということを。
君が僕の名前を呼ぶ度に幸せな気持ちになるんです。
今までこんな気持ちは知らなかった。
だから、僕も君が幸せだと思ってくれたら嬉しい。
寂しいと思う時間がないくらいに、僕の事しか考えられないくらいに・・・・君を幸せにしますよ。
夜に麗しく輝く望月に誓いましょう。
だから、泣かないで・・・・僕だけの可愛い人。
*---------*----------*
ここまで読んでくださってありがとうございました!